年金てなに?

社会保険シリーズ、1回目は年金について。
今日は年金について。
年金制度とは
政府が運営する公的年金制度で高齢者など保証が必要な人たちに年金を給付する仕組みです。
老後の資金を保険料という形で納めておくことで老後に年金という形で受け取ることができます。
加入は国民の義務で、“国民皆年金”となっています。
日本に住む20~60歳までの働ける世代の人が全員加入となります。
国民年金と厚生年金
年金には国民年金だけの人と、厚生年金があります。
二つの違いは何でしょうか
まず被保険者は3種類に分かれています。
- 第1号:自営業や学生、無職
2021年月額16,610円
- 第2号:会社員、公務員(厚生年金や共済組合に加入している人)
事業主と折半で給料から天引き
- 第3号:第2号に扶養されている配偶者で年収130万円未満の人
保険料の負担なし
①国民年金
対象:自営業・無職、学生【第1号と3号被保険者】
料金:一律で16,610円
②厚生年金
対象:会社員【第2号被保険者】
料金:収入によって決まる。月給の18.3%
会社と折半になるため、実質的な負担率は9.15%
※会社員の人は国民年金と厚生年金に加入している。
両方納めているため、老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を受け取れます。
どれくらいの金額受け取れるのか
払ってる金額も気になりますが、一番はどれくらい受け取れるのかですよね。
①国民年金のみ
満額(20歳から60歳まで40年間保険料を納めた場合)で、約6万5,000円/月となります。
②国民年金+厚生年金両方
老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を受け取れる場合、平均給付額は合わせて約14万6,000円/月
※あくまで、満額納められた場合と、平均での受取額になります。
NEXT
次回は受け取れる年金の種類、年金の支払いができない時、様々な措置や制度について
説明していきたいと思います。