債権って何?なんで安全?

今日のお金の勉強は債権についてです。

債権のイメージは国とか会社がする借金。というイメージしかありませんでした。

債権って何?

債権とは会社や国が借金で資金を集めたい場合発行する有価証券のことです。

会社は投資家に定期的に利息を払い、最終的に元本を返済することになります。

債権は、もらえる利息が決まっている為【確定利付証券】とも呼ばれます。

株と債券って何が違うの?

株も債権も有価証券の一つです。

では何が違うのか・・・・

債権
会社の所有者になる 会社にお金を貸す
利益から配当を受け取る権利 利息を受け取る
配当があれば受け取り
配当の額はその時によって変わる
利息の額は固定
会社が存続する限り永遠に持ってられる 満期が決まっていて満期が来たら元本が全額返済
会社が倒産した場合、資金回収できるのは
一番最後
株主より優先して資金を回収できる
値動きが大きい値動きが小さい
発行元は企業のみ国や自治体、企業も発行している

以上の違いから債権は株よりも安全な投資だと考えられています。

また、債権の特長として

安全なものほど利息は安くなります。大企業<スタート企業のほうが利息が高くなる。

また、満期までの期間が長いほど、利息が高くなります。

債権のリスクは?

どんな投資でもリスクはつきものですが、債権の場合のリスクは何でしょうか。

それは、債権を発行した会社が借金を返せなくなるかもしれないことです。

この状態をデフォルトまたは債務不履行と呼びます。

デフォルトのリスクは国や自治体<企業のほうが高くなっていますが、国や自治体でも0ではありません。

過去にはデトロイト市が財政破綻で借金を返せなくなっていたりします。

2つ目は金利リスクです。

債権の金利は、発行されたときの金利で決まります。

債券の金利はあらかじめ決まっているのですが、満期前でも市場において時価で売買することが可能です。

なので、金利が上昇した場合、債権の価値が下がる。

逆に金利が下落したら、債権の価値は上昇します。

これだけ聞くとよくわからないですよね。

例えば100円の債権を利率3%で買ったとします。

金利4%に上昇⇒この時に3%の債権の魅力は落ちるので債権価格は下落する。

市場金利が高くなると低い金利の債券を売って、もっと有利な投資をしようという人が多くなるからです

もし、価格が同じ100円であるならば、3%を選ぶ人はいません。同じ100円を払って債券を買うならば、1年後に103円をもらえる債券よりも、104円もらえるB債券のほうが大きなリターンが得られることになります。そこで、3%の債権を売ろうとするためには、100円よりも値下げして、投資家にとって、4%の債権に投資するのと同じリターンになるような値段にしなくてはなりません。

金利2%に低下⇒この時は3%の債権のほうが魅力が高いので債権の価格は上昇します。

なので、債権を満期の前に売ろうと考えている人は金利の変動によって損得に影響があります。


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