株の勉強④【ファンダメンタル分析】

ファンダメンタル分析とは
これまでの説明を振り返りたいと思います 資金を効率的に回して、利益を積み重ねて資金を大きくするできた資金で複利で運用する。
そのためには、When優先のアプローチ
テクニカル分析⇒ファンダメンタル分析 すぐに買える銘柄を選び、そこからいい会社だけを絞り込む いい会社を選ぶためにすること、それがファンダメンタル分析といい、企業自体を分析する方法です。
情報を検索したら表示されるファンダメンタル指標

株を検索するとこんな一覧表が出てきますよね。。
正直わけわからん、と思っていました。
ファンダメンタル指標の説明
PERとEPS
PERとEPSは関連性が深いのでまとめて説明しますね。
一つ目はPER。日本語では【株価収益率】と訳されます。割安性を示す指標として使われます。
いいものを安いうちに買っておくために確認する指標です。
2つめはEPS。1株持っているといくら還元されるのか、がわかる指標です。
つまり、発行している1株に対して企業がどれだけ利益を稼いでいるのかがわかります。
1億円の純利益、100万株の発行株式数
・EPS=1億円÷100万株=100円
となります。
PERとEPSの関係は、【何年で回収できるのか】がわかります。
50万円の株価、EPSが10万円の場合
投資の回収には50÷10で5年かかります。
株価が1株当たりの利益の5倍の値段がついている
ということがわかります。
これが、PER=5倍ということになります。
PERが高いということはどういうことか?
PERが投資の回収にどれくらいかかるのかを示す指標であるということを説明しました。
では、PERが高いというのは何を意味するのか?
【作り出している利益に比べて、株価が高い】ということです。
え、コスパが悪いってこと?ておもったんですが、、、
どうして株価が高いのか、それは、投資家に人気があるからです。
今は利益が少ないけれど、成長性などの理由で買われているととらえることができます。
しかし、逆に人気が高くすでに割高になっている可能性も高いということです。
ベンチャー企業などがたまに高いPERになっていることもあります。
なので、PERだけで企業を判断することはできません。
また、一定の判断基準の数値はないため、PERは同業他社を比較することが大切です。
PBRとBPS
次はPBRとBPSについて説明します。この二つは会社の安定性、会社が長期間蓄積してきた資産について注目することになります。
BPSとは、【一株当たりの株主資本】のことです。純資産÷発行株式数で割りだされます。
純資産が10億円、総発行株式数が100万株の場合は下記のように計算されます。
BPS=10億円(純資産)÷100万株=1000円/株
PBRとは、【株価純資産倍率】のことです。株価÷BPSで計算されます。
割安、割高を判断する人気度を表します。PBRが1以下だとお買い得だと考えられます。
5万円で購入した株のBPSが10万だった場合、
PBR=5万÷10万=0.5となります。
PBRの0.5とは、5万円で株を買うと10万円の請求ができるということ。
PBRと株価の関係
PBRが1以下なら、お買い得とせつえいしましたが
PBRが徐々に増えて1に到達すると何を意味するのか?
株価とBPSが同じ値だと、PBRは1となりますね。つまり会社が倒産したら投資した金額と同じだけ戻ってくる。これを【解散価値】といいます。
PBRが1を超えていくと、損失が発生することになります。
自分が投資した分より戻りの金額が少ないので安定性に欠けると判断できます。
予想増益率
予想増益率とはこれからもしっかり稼ぐかを判断する指標です。現在ではなく将来にどれだけ利益が増えるのかを表す数字です。
予想増益率を見るポイントは
①予想増益率が競合他社に比べて高い
②会社発表の資料だけに頼らない。
日本の企業は予想をなるべく保守的な数字として発表する傾向があります。
比較する際は、会社発表の数字と複数のアナリストによるコンセンサスを比較する必要があります。
ヤフーファイナンスを利用すると確認しやすいです。
配当利回り
配当利回りとは、購入した株価に対し1年でどれだけの配当を受けることができるのか
その利回りを示す数値です。
配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金額÷1株購入価格×100